Atelier Bonryu
infrared photography
Atelier Bonryu
infrared photography
DIRP:歴史館、新宿御苑、上野公園
12月中旬になってようやく冬らしくなってきた今年(2009年)ですが、晩秋の景色を赤外線写真として記録するために、茨城県立歴史館、新宿御苑、上野公園に行ってきました。カメラはオリンパスE-300です。今回はゴミゼロ倶楽部の写真展(エコギャラリー新宿、2010年1月29-31日)を目指して半切まで伸ばせる写真を撮る目的もあったので、絞りをF23程度まで絞ったために30秒という遅いシャッターで撮影しました(E-300にはライブビュー機能がついていないので可視光遮断赤外線透過フィルターをつけると被写体が見えなくなり距離合わせは勘に頼らざるを得ませんから、焦点深度を十分に深くして撮影しないとピントが甘くなってしまいます)。上野公園の撮影では「ノイズ・リダクション」をオンにした結果、オンチップ・ノイズによる白い点々状のノイズ・パターンはほとんど見られませんでしたが、歴史館と新宿御苑の写真はオフにして撮影していたためノイズの多い写真になってしまいました。普通、この種のノイズは「ノイズ・リダクション」をオンにして撮影時に除去しなければなりませんが、これらの写真も、GIMPのノイズ除去機能(despeckle)を使って簡単に除去することができました。実際、数百個もあった白い点々が一挙に消滅して、ある程度の拡大に耐える写真ができました。