Atelier Bonryu

infrared photography

 
 

赤外線透過フィルターの効果:茨城県庁から

 ここまでの赤外線写真は、主として、フジフィルムのIR76というシートフィルターを使って撮影したものです。このフィルターは波長760 nm以下の光をほぼ完全に遮断しますから撮影された写真は近赤外線光だけによると考えられます。また、この波長領域ではカメラのRGB各チャンネルの出力の波長依存性カーブはほぼ同じような形で変化しているので異なる波長の光がカメラに入ってきてもあまりはっきりとは区別されません。このために撮影された擬似カラー写真はかなり単調な印象を与えます。そこで、遮断波長がもう少し低いフィルターを用いた赤外線写真の撮影を試みました。用いたフィルターは、遮断波長700 nmのシャープカットフィルターSC70です。波長700 nmから760 nmの領域ではカメラのRGB各チャンネルからの出力の波長依存性カーブがかなり異なった形をしていますから擬似カラー写真は下に示すように色がはっきりと現れて変化に富む興味深いものが得られます。この点についてのもう少し詳しい分析は「赤外線写真研究室」に記す予定です。

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研究室 ピンホール写真 ゾーンプレート写真 ダブルスリット写真 赤外線写真 紫外線写真Pinhole_a.htmlZoneplate_a.htmlDoubleslit_a.htmlIRPhoto_a.htmlUVPhoto_a.html../atelier_bonryu/Pinhole.html../atelier_bonryu/Zoneplate.html../atelier_bonryu/Doubleslit.html../atelier_bonryu/IR_Photo.html../atelier_bonryu/UV_Photo.htmlshapeimage_7_link_0shapeimage_7_link_1shapeimage_7_link_2shapeimage_7_link_3shapeimage_7_link_4shapeimage_7_link_5shapeimage_7_link_6shapeimage_7_link_7shapeimage_7_link_8shapeimage_7_link_9