Atelier Bonryu
ultraviolet photography
Atelier Bonryu
ultraviolet photography
DUVP:タンポポと菜花
U-340フィルターはB+W 403 に比べると赤外線をほんのわずかしか通さないのですが、それでも、紫外線写真らしい写真は紫外線が極めて強そうな明るい晴天のもとでないと撮影できません。その理由の一つは撮影用レンズとして私は「紫外線撮影専用レンズ」を使っていないためです。しかし、紫外線量や撮影対象の違いによっては、紫外線撮影専用レンズを使わなくとも、「良い」紫外線写真を撮影することは可能です。今回、赤外線遮断フィルターDR-655を併用することによって典型的な紫外線写真を撮影することに成功しました。DR-655がU-340フィルターの通すわずかな赤外線を遮断して紫外線撮影に劇的な効果をもたらすことがわかりました。フィルター以外の撮影機材は、フルスペクトル化した Olympus E-620 (E-620fs) に Zuiko 50mm/1.8 を使いました。このレンズを用いたのは、紫外線防止の Multi-Coating をしていないためで、実際、コーティング技術の優れた最近のレンズを使うと全く撮影できませんでした。