Atelier Bonryu

zone plate photography

 
 

ゾーンプレート写真_研究室

ゾーンプレート写真ー注釈3(原理)

※注3:斜め入射した時の結像

 ゾーンプレートに斜めに光線が入ってきた時も一点で光の強度が強くなって像ができる事を示します。右の図のようなゾーンプレートを考えます。無限遠にある点光源からの光線がこのゾーンプレートに垂直に入射すると各ゾーンを通った光は焦点Fに集まります。図では、n番目のゾーンの上のU点を経由した光が焦点を通っている事を示しています。また、点光源が有限の距離だけ隔たった点Aにある時には、その像は点Bにできます。代表的な経路AUBが描かれています。そこで、点Aの真上にAから少し隔たった点A’に点光源を置くと、その像は直線A’Oの延長上で点Bの真下になる点B‘にできます。なお、直線ABと直線A’B’のなす角は
です。
 
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 これは、次のように考えればわかります。点光源A’を出た光がn番目のゾーン上の任意の点Vで回折されて点B’に達するとしてこの全長を計算します。次に、点A’からOを経てB’に至る直線経路の全長を計算します。これらの長さの差が
であれば、点B’は点A’の像であると言えます。以下にその計算を記します。
   

   

   

   

このように、n番目のゾーン(円)上の点ならばどの点を通っても、中心の経路A’OB’との長さの差は
となるので、点B’は点光源A’の像であると言えます。
 
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ゾーンプレートから有限の距離だけ離れた位置A’にある点光源から斜めに入射する光線の経路

 ゾーンプレートは、x=0となるyz平面上に置いてあって、光軸はx軸と一致しています。n番目のゾーン(透明ゾーン)が赤い円で表してあります。無限遠の点光源からの光線の一本がUを通って焦点Fに向かいます。光軸上有限の距離にある光源からの光線の経路の一本はAUB、光軸上にない光源A‘からの光線の経路は、例えば、A’VB‘(Vはn番目のゾーン上の任意の点)となります。Aから出てBに集まる光が同位相の場合、A’から出てB’に集まる光も同位相になります。

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