Atelier Bonryu
zone plate photography
Atelier Bonryu
zone plate photography
ゾーンプレート写真_研究室
ゾーンプレート写真ー注釈5(撮影)
※注5:背景光(Background Light)
ソフトなゾーンプレート写真:それでは、ゾーンプレート写真がソフトになる主要な理由は何でしょうか?
被写体の像が大きい場合のコントラストが弱いことの説明
左の図は、点光源の像の照度(o1)とこれに伴う背景光照度(b1)を表しています。右の図は、被写体の像の大きさが点光源の像の9倍の時の被写体像照度(o2)と背景光照度(b2)を表しています。b2=9xb1になりますがo2=o1です。したがって、コントラストをC=o/b(Weber contrast)で定義すると、C2=(1/9)xC1になり、大きな被写体の像のコントラストが弱くなることがわかります。
このように、ゾーンプレートでは「高い解像力がありながらソフトな写真が撮れる」ことの大きな理由は、背景光によって「高い解像力で弱いコントラストの写真が撮れる」であることがわかります。特に、大きな被写体はコントラストが弱くなると言うことが重要です。ゾーンプレートの、このような特徴は、このホームページの「ゾーンプレート写真鑑賞室(Gallery)」の写真にもはっきりと表れていることご覧ください。
ゾーンプレートのコントラストの評価